
美容師スタイリストが抱える悩みって?
どの職種にもその仕事特有の悩みというものがついて回ります。
働いてみないと分からないものですが、その悩みが心配…という方もいらっしゃるはず。
美容師であるスタイリスト特有の悩みも様々。
今回はスタイリストが抱えるそれぞれの悩みに焦点を当て、その向き合い方についてご紹介します。
スタイリストによくある3つの悩み
晴れてアシスタントを卒業し、ひとつ上のアシスタントにランクアップした美容師が抱える悩み。
アシスタントとしての努力が実り、ようやく一人前!という楽しさもありますが、その一方でまた新しい悩みが出て来るようです。
1)全ての責任を持って触れる事が怖い
スタイリストになるとアシスタント時代とは違い、自分一人で一人のお客様と接するようになります。
施術するカットやカラーを自分で行い、お客様に満足と納得をして頂く責任が全て自分にあるという事です。
初めの内は緊張から上手く施術出来なかったり、自分の力不足を痛感したりと、落ち込んで悩んでしまうという声がありました。
<向き合い方>
たくさんのお客様の施術を担当し、とにかく慣れることをお勧めします。カラーやカットに対する自分の施術のスキルが上昇すれば、責任に対する怖さは軽減されていきます。
いつまでもしっかりと責任感は抱いたまま、初めてスタイリストとしてハサミを握った時の事を忘れず、前向きにチャレンジしていきましょう。
2)指名と売上へのプレッシャー
スタイリストで向き合わなくてはならないもの。それは「数字」です。
店販含む個人の売上や、お客様からの指名数など、スタイリストとしての具体的な数値化がされるようなものです。
お客様とコミュニケーションを図る事を頑張っているのに、スキルアップにも余念がないのに、数字がうまくついて来ない。
それによりプレッシャーやストレスを感じたりすることがある、と多くの意見が挙がりました。
<向き合い方>
数値化されてしまうと明確になり、焦りが出て来ますがそれは禁物です。
売上!指名客数!とその事だけで頭がいっぱいになり、余裕がなくなってしまうと悪循環に陥りやすくなってしまいます。
「この人に担当してもらいたい」と思ってもらえる事がまずは第一です。
しっかりとスキルを磨き、新しいトレンドや季節感を取り入れて、お客様にあなた自身の魅力が伝わるような、そんな美容師を目指しましょう。
美容師として仕事のやりがいを見つけ、出来る事からこなしていきましょう。
そうすれば自然と数字はついてきます。
3)後輩アシスタントの育成が難しい
スタイリストになったら、今度は自分が新人アシスタントを育成する側に回ります。
ですが自分の言っている事の意図が上手く伝わらず、結果アシスタント育成がうまくいかない…と悩んでいるスタイリストが多いようです。
意志疎通はどこの業界でも一番難しいものかも知れませんね。
「自分でやってみせる事は出来るのに、やらせてみる事が出来ない」、そんな悩みを抱えています。
<向き合い方>
自分がアシスタントだった時はどうだっただろう…と思い返してみてください。
先輩に言われた事が上手く理解出来ず、他の同期と比較されてしまったり、と悩んだ事はなかったでしょうか。
分かりにくい教え方の先輩も居たはずです。
今自分がそうなっていないか、ちゃんと伝わるように説明しているか、イライラを態度に出してはいないか、と教え方を振り返ってみてください。
スタイリストとしての仕事に重ね、新人アシスタントの育成もしなければならないのは大変な事だと思いますが、出来ない事を責めるのではなく、サロンのため、育成を頑張りましょう。
まとめ
地道な作業のアシスタント時代を乗り越え、スタイリストになってからも悩みは尽きません。
具体的な目標を掲げて、その悩みに向き合うモチベーションを保ちましょう。
今の自分がクリア出来る具体的な目標というのが大事なラインです。
「今月の売上を100万円作る」、「指名数を30%増やす」、そのためには何をすればいいだろう、と対策を考えられるようになります。
悩みを持ち、向き合っているという事は前進するために頑張っている証です。
それには少し時間がかかるかも知れませんが、前進していればいつか解決が出来、実を結ぶことでしょう。
たくさん悩んで、たくさん悩みにぶつかってください。
それはあなたの美容師人生をきっと豊かにしてくれます。
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